前線観測員とは、間接射撃において目標を観測し、味方の野砲隊や迫撃砲部隊に射撃指示を送る隊員のことです。
ここでは、前線観測員がどのような仕事をしているのかを紹介します。
間接射撃とは、主に榴弾砲や迫撃砲を用いた、「砲やロケット・ミサイル等を、撃つ側から見えないところにある目標に対し射撃する」ことを言います。
榴弾砲や迫撃砲から発射された砲弾は、山なり弾道(じゃない場合もありますが)を描いて飛んでいくため、数百メートル~数キロメートル先の目標に
大打撃を与えることができます。ただし、数キロメートル先ともなると、もちろん砲手が直接ターゲットを視認できるわけがないので、前線観測員が
彼らの目となって目標の発見、場所の特定、そして射撃の指示を行います。
間接射撃に携わるのは、以下の3つの兵科の人たちです。
前線観測員は、随伴する、もしくは同じ作戦に参加している味方歩兵部隊の要請を受け、目標を観測し、位置を特定し、射撃指揮所に対し射撃の指示を出す人です。
射撃指揮所は、前線観測員の射撃指示を受け、大砲を目標の方角にきちんと向けるために色々計算する人です。
砲を運用する部隊は、射撃指揮所が計算した結果を受け、大砲を目標の方角にきちんと向け、指示通りに発砲します。
必要な装備
前線観測員が必要な装備は以下の通りです。
(ACE3) Vector 21 ※夜戦の場合はVector 21 Nite
(ACE3) Map tool
(ACE3) MicroDAGR GPS ※もしくは、ACE3 DAGR GPS
(TFAR) 中距離無線 ※PRC-152やFADAKなど
(TFAR) 長距離無線 ※RT-1523GやMR-3000など
(ACE3) 82mm Range table ※FDCがいない場合で、なおかつMk6、M252、L16、2B14のいずれかを使う場合
では、それぞれの装備と必要性について解説します。
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