常に簡潔に短く話すことを心がけましょう。
無線通信で会話する際より長く多く話そうとしがちですが、無用に長い無線は送話者側に隙を生み出し死に直結することもあります。特に話す内容について考えながら送話したりする状況は、意識が通話内容に集中しがちになり、他に対する注意力が散漫な状態になります。
また長い通信は、該当の通信が行われているチャンネルをより長時間にわたりブロックすることに繋がるため、本来必要なプライオリティの高い通信が難しくなる側面もあります。速報性が低かったり重要度の高くない情報のために、緊急性を伴う通信が行うことができなくなると、情報共有の失敗に繋がります。
次の5つのポイントを送話時に心掛けるようにしましょう。
B92: "C84, C84, This is B92, over."
C84: "Roger B92, This is C84, send your traffic, over."
B92: "C84, C84, This is B92, Initiate movement at this time to Checkpoint, Ah ... wait one, over." (pause)
B92: "C84, This is B92, Initiate movement at this time to Checkpoint Three-Two Tango. Break." (pause)
B92: "C84, C84, This is B92. How copy my last, over?"
C84: "B92, B92, This is C84. Roger, understood. Move to Checkpoint Three-Two Tango, over."
B92: "Roger C84. This is B92, out."
C84: "Roger. C84 out."
B92: "C84, B92."
C84: "C84."
B92: "Move to Checkpoint Three-Two Tango, over."
C84: "Roger."
B92: "B92, out."
いずれの送話内容も5秒以内に収められて、かつ必要なポイントが強調されるためより分かりやすくなります。
正しい送話内容で話すことを心がけましょう
FM-24-19 Radio Operators Handbook, Department of Army, 1991
http://www.2ndbn5thmar.com/notes/Communications.pdf