本稿では、ARMA3エディットの際に使用する「トリガー(Trigger)」について解説します。
トリガーは例えば下記のような目的に使用することができます。
通常、条件付けを行って特定のモジュールまたは他のトリガーを動作させたい場合に使用します。
ARMA3のメニューからエディターを開くと、画面右端に右記のようなメニューが表示されます。
ここで F3を押す、または旗のマークをクリックするとトリガーの設置画面が表示されます。
標準で用意されているトリガーのテンプレートは左記の4種で、上から
がそれぞれ用意されています。
各テンプレートを 左クリック し、画面のフィールド上で 左クリック するとトリガーが設置されます。
尚、ここで設定されたトリガーの判定のキーとなる範囲ですが、後で設定画面から変更可能です。
フィールド上に設置したトリガーを左ダブルクリックすると右記のようなトリガーの設定画面が表示されます。
各項目を下記解説します。
トリガーの基本的な設定を行う設定項目です。
Variable Name
トリガーの名称を設定します。
他のトリガーやinit.sqfなどからこのトリガーの状態を呼び出す、またはこのトリガーの状態を変更する際などに用います。
他のトリガーと併せて使用する場合は分かりやすい名前を設定ましょう。
Text
トリガーの説明を設定します。使用しなくても特に問題ありません。
トリガーの動作条件を「Radio」にした場合に、スクロールメニューで表示されるテキストがここで設定されたものになります。
ここではトリガーの判定のキーとなる範囲を設定することができます。
例えば「特定のエリア内の敵が全滅したらタスクを終了する」の「特定のエリア内」をここから設定することができます。
Position
トリガー範囲の中心の設定を行う項目です。XYZの3軸で設定することができます。
Rotation
トリガーの回転の向きを設定する項目です。