ラジオ・コミュニケーション

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ジェネレーション・キルより、砲撃を要請するシュウェッツ大尉とそれを止めるフィック中尉

ススメシリーズ第1弾 小隊先任軍曹のススメ

ススメシリーズ第2弾 無線通信手のススメ

ススメシリーズ第3弾 前線観測員のススメ

ススメシリーズ第4弾 先任軍曹のススメ(解説版)

ススメシリーズ第5弾 ラジオ・コミュニケーションのススメ

ススメシリーズ第6弾 ファイアーチーム・リーダーのススメ

はじめに

無線通信手のページを開いたと思ったらコアでマニアックな情報しか書いてなくて絶望した人に向けるススメが、この「ラジオ・コミュニケーションのススメ」です。

何も無線手にならなくてもいい、俺はただ普段のCoopでどうやって無線で喋ればいいかが知りたいだけだ!という方、ぜひこのページをご一読ください。

CCGサーバーのArma 3ではTFARというAddonを利用して、よりリアリスティックなコミュニケーションを実現しています。遠く離れると肉声が聞こえなくなる、無線で会話をすると音質が下がるなど、より雰囲気を楽しみながらCoopをしています。ですが裏を返せば、「わかりやすいコミュニケーションを心がける」ことに配慮しないと、Coopミッションでの勝利には近づけません。

それでは早速解説を始めましょう。

フォネティック・コード

わかりやすいコミュニケーションの第一歩として、アルファベットをきちんと相手に理解してもらう、という点が挙げられます。例えば無線で「B」という文字を相手に伝える時、「ビー」と言ってしまうと、音質のせいで「B」なのか「D」なのか、はたまた「G」なのか判別できないことがあります。それを防ぐために、軍用無線では「フォネティック・コード」もしくは「フォネティック・アルファベット」と呼ばれる特殊なアルファベットの読み方を用います。

ここではNATO諸国で使われているNATOフォネティックコードについて解説します。

文字 コード 発音 読み方 文字 コード 発音 読み方
A Alpha AL FAH アルファ N November NO VEM BER ノヴェンバー
B Bravo BRAH VOH ブラヴォー O Oscar OSS CAH オスカー
C Charlie CHAR LEE チャーリー P Papa PAH PAH パパ
D Delta DELL TAH デルタ Q Quebec KEH BECK ケベック
E Echo ECK OH エコー R Romeo ROW ME OH ロミオ
F Foxtrot FOKS TROT フォクストロット S Sierra SEE AIR RAH シエラ
G Golf GOLF ゴルフ T Tango TANG GO タンゴ
H Hotel HO TELL ホテル U Uniform YOU NEE FORM ユニフォーム
I India IN DEE AH インディア V Victor VIK TAH ヴィクター
J Juliet JEW LEE ETT ジュリエット W Whiskey WISS KEY ウィスキー
K Kilo KEY LOH キロ X X-ray ECKS RAY エクスレイ
L Lima LEE MAH リマ Y Yankee YANG KEY ヤンキー
M Mike MIKE マイク Z Zulu ZOO LOO ズールー

基本的な用法―ABCの理念

無線通信が発生するのは、何も非戦闘時だけではありません。むしろ戦闘時こそ、無線通信が重要になってきます。敵や友軍の位置、敵の情報、負傷者の数・・・戦闘中にこそ、これらの情報は的確に、素早く、そして適切に共有されなければなりません。そこで、軍用無線ではABCという無線通信を行う上で心がける理念が存在し、無線通信に携わるすべての人が常にABCの理念に沿う無線通信を心がけています。

A・・・Accuracy(精確さ)

ABCのAは、Accuracy(精確さ)のAです。情報は正確でなければなりません。例えば、歩兵部隊の班長が敵兵のグループを発見したとしましょう。

 悪い例

「敵を発見。方位0-2-0、600m。あーいや、500mかも。1、2、3・・・6名かな、もしくは8名。たぶん・・・歩いてる。右のほうにいってるなぁ・・・どうします?撃ちますか?」

 良い例

「敵発見、方位0-2-0に450m、6名。南東に移動中。」

上で挙げた悪い例を見ると、何度か言い直したりしていますね。これは通信する前に情報を自分の頭の中でまとめていないために発生します。

無線通信で重要な最初のAとは、つまり「通信を始める前に、どんな内容(≒言葉)を送信するのかを決めておく」ということです。特に座標などは復唱をしてダブルチェックをします。「喋る前に考えて」。 

B・・・Brevity(簡潔さ)

ABCのBは、Brevity(簡潔さ)のBです。無線通信で時間をかけることは、部隊の動きをその間止めてしまうことになります。ですので、無線通信は短く済ませましょう。

 悪い例

「分隊長、こちらレッドチームリーダー代理の〇〇(名前)です。えー目標発見しました。・・・方位1-1-0に600mくらいで、白い箱が見えます。緑色の家の隣で、周りに鉄条網があります。東から敵が来たらヤバいですね・・・。」

 良い例

「シックス、レッドリード代理。目標発見、1-1-0に600m。白い箱。」

短く済ませなければならない無線通信において、悪い例に挙げたような通信は部隊の動きを止めてしまいます。ちなみに悪い例はおよそ15~20秒かかるのに対し、良い例は6~7秒で通信を終えることができます。本当に伝えなければならない情報と、伝えなくていい情報を選んで伝えましょう。 

C・・・Clarity(明確さ)

ABCのCは、Clarity(明確さ)のCです。ただでさえノイズが乗り、音が割れるというのが無線通信の常なので、普段の会話よりもはっきりと、そして早口にならないように発言することが求められます。

絶対に押さえておきたいプロワード

無線通信手のページに詳しく解説していますが、無線通信において使われる「プロワード」についても少しだけ触れていきます。

プロワード(Pro word)とは、無線通信において送信側の意図を明確に伝えるための、あらかじめ決められた単語・フレーズのことです。例えば「ラジャー」や「ネガティブ」などは有名なプロワードですね。では見出し通り「絶対押さえておきたいプロワード」を解説しましょう。

英語表記 プロワード 意味 用法
Over オーバー こちらの送信は一旦終わりです、返事をどうぞ。 分隊長よりレッドリードへ、前進せよ、オーバー。
Out アウト こちらの送信は終わりです。返事はいりません。 レッドリードより分隊長へ、実行する、アウト。
Roger ラジャー そちらの通信を受領し、理解しました。 分隊長へ、ラジャー、アウト。
Break ブレーク 通信を一旦中断します。(再度「ブレーク」で通信再開) 分隊長よりCAS隊へ、ブレーク、・・・ブレーク、航空支援を要請する、オーバー。
Say again 再送せよ そちらの通信が聞き取れませんでした、もう一度送信してください。 CAS隊より分隊長へ、座標について再送せよ、オーバー。
Read back 復唱求む こちらの送信内容が伝わったか確認したいので、いまの送信内容を復唱してください。 分隊長よりCAS隊へ、座標017 052、復唱求む、オーバー。

この6つのプロワードと用法さえ覚えておけば、安心して無線を使うことができますね。

さらに詳しく知りたい方は、ぜひ無線通信手のページをご覧ください。

さいごに

CCGサーバーのArma 3 Coopでは、若干ロールプレイ寄りですが、基本的にCoopプレイそのものを楽しみたい、という人が多いです。そのため、過剰なロールプレイやカジュアルすぎるプレイはゲームの進行を遅延、または阻害することもあり得ます。参加者みんながテンポよく、そして楽しくプレイできるための心がけとして、きちんとした無線通信の実践が1つの近道であることは間違いありません。

このページを読んでいただいたあなたにも是非ここで学んだことを実践し、自分もみんなも楽しいCoopを目指していきましょう。